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平家と桜

2018年3月28日

能の謡曲に有名な「鉢木(はちのき)」があります。北条時頼が執権を退き身分を隠して諸国を遊行した時に、大雪の夕暮れに佐野源左衛門の家に一夜の宿をお願いし、貧しかった源左衛門はいろりにに焚べる薪がなかった時に大切にしていた盆栽を薪にして暖を取りもてなした、と言うあの話です。そしてその時に、貧しい身の上ながら、鎌倉から召集があれば破れ鎧と痩せ馬で、いち早く鎌倉に駆け付けると決意を語り、「いざ鎌倉」と召集がかかった時には、本当に1番に駆け付けたと言う源氏の心意気の話です。坂東武士に代表されるその源氏ですが、勇猛果敢な事が特徴らしかったです。
それに対して平氏は、平清盛が政権を取ってからは公家化したと言われます。「平氏にあらずんば人にあらず」の奢りが、平家を武士としては弱体化させたのかも知れません。その平清盛と言えば平安の雅を今に伝える厳島神社が思い浮かびます。そして、その外宮は私の地元廿日市市地御前にある通称、地御前神社です。その地御前神社の桜は今、五分咲きと言ったところです。勇猛果敢な坂東武士と公家化した平家の対比に思いを馳せて、ご覧ください。

福は内