春光うららかな今日この頃、山や川にお出かけのこととも多いと思います。
今回は、野山で注意すべき「有毒植物」についてです。
……… もくじ …………………………………………………………
~4月の食中毒情報<有毒植物>~
□ 山菜採り
□ なぜ植物に毒がある
□ 中毒を避けるポイント
□ 応急措置
□ 家庭の庭でもご用心
□ 編集後記(附子(ぶす))
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■□山菜採り
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春たけなわ、山菜採りに絶好のシーズンが到来しました。
ふきのとう、うど、たらの芽、ふき、せり、わらび 、ぜんまい、
・・いずれも、ほのかな苦味に季節を感じることができる春のご馳
走です。
山菜の苦味成分には、抗酸化作用のあるポリフェノールや、新陳代
謝を促進する成分がたくさん含まれているそうです。
しかし、食べられる山菜と間違えて、毒のある植物を食べてしまい
食中毒になる事件が増えています。
今月は、有毒植物についてお届けします。
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■□なぜ植物に毒がある
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植物は土に根付いているため、動物から食べらそうになっても、逃
げることができません。
そこで植物は、むざむざと動物から食べられないようにするために、
毒を蓄えるものが現れました。
また、渋かったり、苦かったりと、動物にとって不味い成分を蓄え
た植物も、動物から敬遠され食べられることはありません。
野山の植物に毒があったり不味いのは、「動物に食べられないよう
にする植物の知恵」と言えそうです。
うっかりまちがえて、人間が食べてしまわないようにしましょう。
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■□中毒を避けるポイント
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□採らない
よくわからない植物は、とってはいけません。
山菜とよく似た有毒植物もたくさんありますので、素人判断は禁物
です。山菜取りのベテランの指導をうけられれば安心です。
また、山菜は有毒植物と同じ場所に生えている場合があります。
夢中になって、山菜といっしょに有毒植物までまとめて採ってしま
わないようにしましょう。
□食べない
料理する前に、もう一度山菜を確認しましょう。
植物によっては、命に関わることがあります。
少しでも異常を感じたときは、すぐに吐き出し、医師の診察を受け
ましょう。
□人にあげない
いうまでもありませんが、よくわからない植物をご近所に配るのは
危険です。絶対に人にあげてはいけません。
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■□応急措置
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○吐き出す
口の中に何かあれば、吐き出させます。
意識がない場合は、ゴム手袋をして、口の中の物を取り出します。
また、吐き出したものや、食べ残しは、治療の参考になりますので、
ビニール袋に入れて病院に持参します。
○気道を確保する
呼吸をしている場合は、患者の左側が下になるように横向けに寝かせ、
顔を少し上を向かせるようにして、気道確保します。
○人工呼吸
呼吸をしていない場合は、気道を確保したうえで、人工呼吸が必要
になります。
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■□家庭の庭でもご用心
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庭に生える身近な草花の中にも、猛毒を含むものもあります。
うっかり口に入れないよう、十ご注意ください。
■アジサイ(紫陽花)
ふつうアジサイを食べようとする人はいないと思いますが、料理の
彩りに一枝飾り、これをうっかり食べてしまうと、中毒を起こしま
す。
■ウメ(梅)
ウメの葉、青い実、種子には毒があります。
うっかり食べると、けいれんや呼吸困難、さらには麻痺に陥り、死
亡することがあります。
梅酒の実や梅干しの種は、すでにアルコールによって、毒性は低下
しているため、心配はありません。
■スイセン(水仙)
スイセンは、花、葉、根のすべてに毒があります。
食べると、強い吐き気に襲われることから、吐き出してしまうため、
重症になることは少ないようです。
■スズラン(鈴蘭)
全体に毒がありますが、特に花や根に多く含まれます。
スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがありますので、
食卓にはスズランを飾らないほうが無難です。
■キョウチクトウ(夾竹桃)
すべての部分に強力な毒がああります。
なんと、キョウチクトウの枝を、箸やバーベキューの串に使用した
ために、中毒になった例があります。
くれぐれもご注意ください。
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■□編集後記(附子(ぶす))
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トリカブト(鳥兜)の新芽は、食べられる山菜(セリ、ヨモギなど)
と非常に良く似ているため、たびたび食中毒が起こります。
素人が区別するのはとても難しいそうです。
トリカブトの主な毒成分はアルカロイドの一種、アコニチンです。
トリカブトの毒は日本でも古くから知られており、「附子(ぶす)」
と呼ばれていました。
俗に不美人のことを「ブス」と言いますが、これはトリカブトの中
毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったのを指す、とい
う説があるそうです。
「東海道四谷怪談」で、お岩さんが飲まされた毒が、この「附子」
だといわれています。
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■□お知らせ
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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