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11月に注意しなければならない 「インフルエンザ」について

……… もくじ …………………………………………………………

□ 秋の終わりは冬の訪れ
□ 命名の由来
□ 症状
□ 予防
□ 新型インフルエンザとは?
□ 特効薬タミフル
□ 編集後記 ~お染風~
□ お知らせ

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■□秋の終わりは冬の訪れ
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快適な秋が終わりを告げ、寒い冬がやってきます。
空気中に溶け込める水分は温度に応じて決まっているので、冬にな
り気温が低くなると、湿度はおのずと低下します。
さらに太平洋側では、フェーン現象の影響も加わって乾燥した状態に
なりがちです。
このような原因で、冬はわたしたちの鼻や喉が、カラカラになるの
ですが、この環境が大好きなのが、インフルエンザウィルスです。
そこで今回は、大流行の本番前に、インフルエンザをとりあげます。

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■□命名の由来
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感染の流行が周期的に起こるので、16世紀のイタリアでは、星や
寒気の「影響((伊)influenza)」によるものと考えられていまし た。
そこから、インフルエンザと呼ばれるようになりました。

日本では、江戸時代には、話題の人物や出来事にちなみ、
「谷風」
(「谷風」は無敵の横綱でしたが、インフルエンザであっけなく亡 く
なってしまいました。)
「お染風」 (※この意味はのちほど)
などと、世相を反映した名前が付けられました。

明治23年に世界的に大流行した頃から、「流行性感冒(流感)」
と呼ぶことが定着してきました。

大正7年には、「スペインかぜ」と呼ばれるインフルエンザの大流
行が世界中で猛威をふるい、日本だけで罹患者はなんと2,300
万人、死者は38万人におよんだといわれています。

歌人の与謝野晶子は新聞紙上で、「大呉服店、学校、興行物、大工
場、大展覧会等、多くの人間の密集する場所の一時休業を(なぜ)
命じなかったのでせうか」と政府の無策ぶりをを批判しています。

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■□症状
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普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳などの症状も見ら
れます。
特に辛いのが、38℃以上の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦
怠感などで、この激しい症状が5日間程続きます。
その間、体力・気力ともに消耗しきってしまいます。高齢者では、
死に至る場合もあります。

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■□予防
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インフルエンザ患者の「くしゃみ」や「せき」に含まれているウィルス
が、そのまま他の人に吸い込まれるか、空気中に浮遊している
ウィルスを吸い込んで感染していく、飛沫感染が中心です。

したがって、
◎人ごみを極力避ける。
◎外出する際には必ずマスクをつける。
◎外出後の「手洗い」「うがい」をする。
◎加湿器で室内の乾燥を防ぎ、ウィルスの活動を抑える。
◎十分な睡眠をとり、栄養バランスの良い食事をとる。
~ことが大切です。

また、「予防接種」を受けることも効果的です。
残念ながら、予防接種には健康保険は適用されないので、自費での
接種となります。
費用は医療機関によって異なりますが、一回3000円~6000 円位
です。予防接種を受ける前に、医療機関に費用を問い合わせてみまし
ょう。 もちろん、予防接種を受けたから絶対にインフルエンザには罹ら
ないということではありませんが、たとえ、罹ってしまっても軽い症 状
で済みます。

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■□新型インフルエンザとは?
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近年、鳥インフルエンザのウィルスが変異し、人間に感染する事例
が報告されています。
このような新型インフルエンザが本格的に発生すると、人間には免
疫がほとんどないため爆発的に感染し、世界的な大流行が起こるの
ではないかということが真剣に心配されています。
大正7年の「スペインかぜ」の当時と現代とでは、人間の活動量は
くらべものになりません。
成田空港だけでも、1日平均8万人以上もの人々が海外と出入りし
てます。
世界のどこで新型インフルエンザが発生しても、日本に持ち込まれ
ない保障はありません。 かつて与謝野晶子が指摘したとおり、「人
間の密集する場所の一時休業」が現実のものになるかもしれません。
そうなると、経済活動 はマヒし、別の社会問題が持ち上がりそうです。
国や自治体では、感染の広がりを抑え、被害をできる限り小さくする
ための対策をすすめていますが、その切り札がタミフルなどの抗ウィ
ルス薬の備蓄です。

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■□特効薬「タミフル」
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発症後48時間以内に服用すれば、一晩で熱が下がるという優れモ
ノです。 医療機関によって異なりますが、診察代と薬代で、1週間服
用すれば、7,000円前後と高価になります。
画期的なタミフルなのですが、最近、副作用問題がクローズアップ
されてます。
2008年7月、厚生労働省・安全対策調査会の作業部会は、「タ ミ
フルの服用と異常行動との因果関係を示唆する調査結果は得られな
かった」との結論をまとめていますが、これに反対する専門家の見解
もあります。
一日も早く、安心して特効薬が使える日が来てほしいものです。

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■□編集後記 ~ お染風 ~
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明治の半ばまで、庶民はインフルエンザのことを「お染風」と呼ん
でいました。「お染」とは、歌舞伎や浄瑠璃で大人気の「お染久松」
のヒロインです。
江戸浅草の油屋の娘「お染」は、親が決めた許婚がいながら、丁稚
の「久松」と、あっけなく深い恋に落ちてしまいます。
実は「久松」は、ただの丁稚ではなく、御家再興を企てる侍で、本当は
恋をしている場合ではないのですが、ともかく、これが発端と なって、
とんでもない騒動が引き起こされます。

「お染」は、あっさり恋に感染してまいましたが、インフルエンザの感染
力も、お染の恋に劣らず相当強力であることから、インフル エンザのこ
とを「お染風」と呼ぶようになったそうです。

ところで、江戸~明治半ばの庶民は「お染風」を避けるため、玄関 口に、
「久松るす(留守)」というお札を貼っていたそうです。
「この家には久松さんはいませんので、お染さん(お染風)はよそへ行
ってください」という意味の、おまじないです。

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■□お知らせ
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回の「医療・関連ニュース」もお役立ち情報をご案内させていた
だきます。
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